今なお生まれ続ける すべての音楽に祝福を 想いを音に 音は思いを わずかでもいい 届いてくれよ! 枯れ果てゆく大地にいつか 新しい音が芽吹くように 僕らは今日も世界に向けて命の音を かき鳴らし続ける 世界は音楽に溢れた 正直言って溢れすぎた もう誰も本当は 欲しがってなどいなかった みんなが過去に目を向けて 昔はよかったと語る オンボロラジオが流す 100年前のヒットチャート アンプはまともに電気を食べないけど それでも僕ら まだ紡いでいた 望まれなくなった歌を! 今なお生まれ続ける すべての音楽に祝福を 想いを音に 音は思いを わずかでもいい 届いてくれよ! 枯れ果てゆく大地にいつか 新しい音が芽吹くように 僕らは今日も世界に向けて命の音を かき鳴らし続ける 世界は音楽に溢れた 正直言って溢れすぎた もう誰も音楽に期待などしていなかった 過去の名だたる巨匠たちは 電子の海に保存され 彼らのファンが流す ありったけの罵倒を受けた 壊れたピアノは 声さえなくしたけど 物好きたちは まだ紡いでいた 望まれなくなった歌を! 一時も止むことなく 降り続けるメロディの雨<<シャワー>> いつか終わると 冷めた気持ちを ギタァの音が 切り裂き壊す! 明日世界が終わるとして 僕は音楽を奏でていたい 新たな音が また一つ増え 生きた証を 確かなものにする 億・兆ペースで商業用音楽工場<<通称;こうば>>が吐き出す“オンガク(っぽい何か)”に抗い 背を向け僕ら まだ紡いでいた 望まれなくなった歌を! 僕らの愛した“音楽”を 自分の手で 紡ぐんだ! 今なお生まれ続ける すべての音楽に祝福を 想いを音に 音は思いを わずかでもいい 届いてくれよ! 枯れ果てゆく大地にいつか 新しい音が芽吹くように 僕らは今日も世界に向けて命の音を かき鳴らし続ける