突然の終幕(おわり)にボクは何かを期待してたんだ 今日の「○」マーク消えたのは 雲だけじゃないはず 振り回した常識 お払い箱 荷物が多すぎても 前が見えないよ 振りかざした正義を鼻で笑い 絶望に落書きした 未来のために 一夜にして壊れた ボクらを縛ってたものが たったひとつのラフな歌によって 壊れた世界拾って「Lv.1 (はじめ)から」を選びとった 聞こえたよ 耳なじみの序曲 もう悲しい物語はいらない 旧世界(よ)憂うフリをした 不要なものだらけで 感情 (こころ)処理落 (お)ちそうになった  だから 一度すべて捨て去って 大事なものだけ作りなおした 切り開くのは単純に興味からかも 既に予測された 展開を跳ね除けて もてあました退屈を打ち破り 空に向けて撃ち出した はじまりの合図(サイン)を    一夜にして壊れた ボクらを縛ってたものが たったひとつのラフな歌によって 壊れた世界拾って「Lv.1 (はじめ)から」を選びとった 瓦礫から芽吹く創世の光 もうありきたりの世界はいらない ため息そっとついた いい加減な世界感 虚構(ウソ)に現実(ホント)が混じる瞬間を見た 星が 虹が 太陽が 見たことない姿へと変わった 一夜にして壊れた ボクらを縛ってたものが たったひとつのラフな歌によって 「さよなら常識空間……」  色のない声で呟いた この歌で終わらせてみせるさ ボクらの選んだ新たな世界に 光が差すように